原題は『1917』
第一次世界大戦は1914年から1918年まで
なので1917は戦争が終わりに近づいてきた頃のお話なのかな
原題はいいとして邦題にすると『命をかけた伝令』
これがなんだかダサい
タイトルを見ただけで映画の内容が全部わかる気がする
大事な司令を受けたイギリス兵士が最前線の戦地を通って
味方の舞台に命からがら命令書を持っていく
まったく映画はそのまんま
二人の若い兵士に託されるわけだけど
若すぎてなんとも頼りない
大丈夫なのかしらと言う意味でハラハラがある
アカデミショーにノミネートされたらしいけど
映画の内容というよりは映画を撮る手法
全編がワンカットで撮られているような見せ方をしている
と言ってもほんとにワンカットのわけはないけどそれなり感はある
戦争の悲劇や悲惨さを伝えたい映画にしては少し弱い感じ
それでもラストに近いシーンで
司令を受け取った将校が『またすぐに新しい命令が来るだけ』というようなことを話すシーンがある
最前線で命をかけて戦っている兵士のつぶやき
そのシーンに監督が言いたかった戦争の虚しさが
すべて表現されているような気がする
現代の日本もお隣の中国、北朝鮮、韓国からいつ仕掛けられてもおかしくない情勢
日本の政治家はこのまま何もしないで国を守れるのかしら